「鹿島道路」はこれまで国や高速道路会社から受注した9件の舗装工事で、新品のアスファルトを使う契約だったにもかかわらず、使用済みのアスファルトを加工した「再生骨材」と呼ばれる材料を使用していたと公表しています。
その後、自治体の工事についても調査したところ、大阪府泉大津市と愛媛県東温市から請け負った市道の舗装工事でも契約と異なり「再生骨材」を使用していたと3日公表しました。
会社はこのほかの工事に問題が無かったか、引き続き調査を進めるとしています。
さらに鹿島道路は国と高速道路会社が発注した工事で、新品の材料を指定されていたにもかかわらず、19件で再生骨材が混入した材料を施工業者に納品していたことも明らかにしました。
鹿島道路は先月、外部の弁護士による調査委員会を設置し、8月末をめどに原因や再発防止策について報告をまとめるとしています。
鹿島道路は「改めてご迷惑をおかけしたすべての皆さまにおわび申し上げます」とコメントしています。
アスファルトは多くが再利用され、各地の道路で舗装に活用されていますが、新品と比べて耐久性が低くなる可能性も指摘されています。
国土交通省は一定の規模以上の舗装工事を受注した全国すべての会社で同様の事案がないか調査を進めています。
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