旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)が3年前、雪の積もった公園で死亡しているのが見つかり、市教育委員会の第三者委員会の調査では、いじめとの関係性が明らかになりませんでしたが、遺族の求めで設けられた市の再調査委員会が先月30日、いじめが主な原因の自殺だったとする調査結果の概要を公表しました。
これについて盛山大臣は閣議のあとの記者会見で「最初の報告・調査が十分でなかったということに尽きるのではないか。何のために第三者委員会を設置しているのかということになり、決して望ましい動きではなかったと言わざるをえない」という見解を示しました。
そのうえで再調査委員会の最終的な報告に向け「亡くなった命はもう元に戻らないが、再び繰り返されないよう分析していただきたい」と述べ、教育委員会や学校に対しては再発防止に全力を尽くすよう求めました。
現在、文部科学省は、いじめによる自殺などの「重大事態」への対応や調査に課題があるとして、ガイドラインの改定を進めていて、改定後は趣旨の徹底をはかっていきたいとしています。
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