高速道路の渋滞の緩和に向けて政府は、混雑する時間帯などで料金を変動させる方式を来年度から段階的に全国で導入することを目指しています。
導入にあたって国土交通省は、東京湾アクアラインで去年7月から社会実験を行っていますが、土曜、日曜と祝日の全体の交通量が前の年と比べて3%増えるなかでも、混雑する時間帯の交通量は横ばいを維持し、すいている時間帯は10%増えるなど一定の分散効果があったということです。
さらに、事故の発生件数はおよそ20%減少し、安全性の向上にもつながったとしています。
全国での導入に向けて国土交通省は、交通工学が専門の大学教授などでつくる会議で28日から議論を開始し、今後、先行して導入する地域を選んだうえで、具体的な制度設計の検討を始めることにしています。
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