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静岡市の斜面崩れ 下山希望者のヘリ搬送続く 夕方まで140人余

19日午前10時ごろ、静岡市葵区北部の山あいを通る林道の脇の斜面が崩れていると、道路の管理者から静岡市に連絡があり、市が確認したところ、林道が土砂でふさがれていました。

市によりますと、この影響で近くにある山小屋に宿泊していた登山者やスタッフ、それに工事の作業員など、およそ200人が下山できなくなりました。

いずれもけがはなく、山小屋や作業員の宿舎などで一夜を過ごしたということで、静岡市は20日朝6時ごろから下山を希望する人たちをヘリコプターで運び始めました。

市によりますと、午後6時前までに合わせて142人を搬送した一方、下山を希望する作業員が残っているということで、天候を確認しながら21日午前中にも搬送を再開したいとしています。

斜面が崩れたのは、おととしの台風被害の復旧工事が行われていた現場の近くで、土砂は幅40メートルにわたって林道に流れ込み、およそ700立方メートル堆積しているとみられます。

市は、21日までに現場をう回する形で徒歩のルートを確保したいとしていて、今月23日までに緊急車両が通行できるよう作業を進めることにしています。

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