19日午前、宮城県の古川駅と仙台駅の間で、東北新幹線の上りの「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れて緊急停車するトラブルがあり、東北新幹線は東京駅と新青森駅の間でおよそ5時間にわたって運転を見合わせました。
これについて、斉藤国土交通大臣は、20日の閣議のあとの会見で「鉄道輸送への信頼を揺るがすものであり遺憾だ。国民の関心も不安も非常に大きいと思われ、国土交通省としては、JR東日本に対して原因究明と再発防止策の検討を指示した」と述べました。
鉄道をめぐっては、今月に入ってJR貨物のほか、東京メトロや京王電鉄のグループ会社で、車両の整備作業で数値を改ざんするなどの不正が相次いで明らかになっています。
斉藤大臣は、これらの事例も念頭に「輸送の安全確保は、鉄道事業者にとって最も基本的かつ最も重要な使命だ。各鉄道事業者には安全輸送の確保に万全を期してもらいたい」と述べ、鉄道各社に対して改めて安全対策を徹底するよう求める考えを示しました。
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