承認されたのは、アメリカの製薬大手「イーライリリー」が開発したアルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」です。
アルツハイマー病になった患者の脳には「アミロイドβ」と呼ばれる異常なたんぱく質がたまり、これによって神経細胞が壊れると考えられています。
「ドナネマブ」は、人工的に作った抗体を「アミロイドβ」に結合させることで取り除き、症状の進行を抑えることが期待されています。
先月開かれた厚生労働省の専門家部会で国内での製造販売を認めることが了承され、24日、厚生労働省が正式に承認しました。
投与の対象はアルツハイマー病の患者のうち、認知症を発症する前の「軽度認知障害」の人や軽度の認知症の人となっています。
アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけ取り除く薬としては、「レカネマブ」に続いて国内で2例目となります。
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