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ホストらへの「スカウトバック」規制 風営法改正へ調整 警察庁

ホストクラブをめぐっては、高額な料金を請求された客の女性が、借金の返済のためだとして売春させられるケースが相次いで明らかになり、ことし7月から警察や法律の専門家、それに飲食業界の団体が参加した検討会で、対策が議論されています。

警察庁によりますと、検討会では性風俗店が女性を紹介された見返りに、女性の売り上げに応じて、ホストやスカウトに支払っている「スカウトバック」と呼ばれる報酬について説明が行われ、借金を抱えた女性からさらに金を搾り取る悪質な実態が問題視されたということです。

ことし8月、多額の借金がある客の女性を性風俗店に紹介し報酬を受け取ったとして、ホストなどが警視庁に逮捕された事件でも、店から多額の「スカウトバック」が支払われていたとみられています。

警察庁によりますと、現在の法律ではホストなど性風俗店に違法なあっせんをして「スカウトバック」を受け取った側は罪に問われますが、支払った性風俗店側への規制はないということです。

このため警察庁は、検討会での議論を踏まえ「スカウトバック」の規制を盛り込んだ、風営法の改正に向けて調整を進めることにしています。

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