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マイコプラズマ肺炎 20年余で最多 “冬にかけさらに流行か”

マイコプラズマ肺炎は子どもに多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が見られます。

中でもせきは1週間以上続くことがあるほか、一部の人は肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもあります。

国立感染症研究所のまとめによりますと、先月29日までの1週間に全国およそ500か所の医療機関から報告された患者の数は1医療機関当たり1.64人と、大流行した2016年10月の1.61人を上回り、1999年に現在の方法で統計を取り始めてから、最も多くなりました。

患者数が増加するのは5週連続です。

都道府県別でみますと、最も多いのが
▽福井県で5.33人、
次いで
▽埼玉県で4.25人
▽岐阜県で3.4人となっているほか、
▽東京都では2.96人と
▽愛知県で2.87人
▽大阪府で2.17人などとなっています。

長崎大学病院感染制御教育センターの泉川公一教授は「冬は窓を閉めて過ごす時間が長く、換気が不十分になるため今後さらに流行する可能性もある。マスクをつけるなど基本的な感染対策が重要だ。寝られないほどせきがひどくなるケースもあるので、熱が下がらずせきが続くときは早めに病院を受診してほしい」と呼びかけています。

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