13日から2日間の日程で始まった大学入学共通テストの本試験には、全国668の会場で49万1914人が出願しています。
このうち東京 文京区の東京大学では、午前9時半から地理歴史・公民の試験が始まり、午後は国語と外国語、それに英語のリスニングが行われました。
ことしは、新型コロナの位置づけが「5類」に移行され、去年まで求められていた試験中のマスク着用は個人の判断となりましたが、マスクをつけて試験に臨む受験生の姿が多く見られました。
共通テストを実施する大学入試センターによりますと、1日目の13日は
▽大阪府摂津市の大阪人間科学大学の会場で、地理歴史・公民の試験時間が15秒程度短くなるミスがあり47人が再試験の対象となったほか
▽公共交通機関の遅れや職員の対応ミスで、合わせて5つの会場で6人が開始を繰り下げました。
また、
▽英語のリスニングでは、機器の不具合などのため49の試験会場であわせて55人が、機器を取り替えてやり直す「再開テスト」の対象となり、52人が受けました。
2日目の14日は理科と数学の試験が行われます。来年から新しい学習指導要領に対応して「情報」を含む7教科21科目に再編されるため、現在の6教科30科目で出題されるのは最後となります。
今回の共通テストでは、能登半島地震で被災し本試験を受けられない受験生は、今月27日と28日に行われる追試験の対象となるなど特例措置が実施されます。
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