国土交通省福岡空港事務所によりますと、17日午前7時40分ごろ、福岡空港に着陸した韓国の「チェジュ航空」のボーイング737型機が駐機場に向かって誘導路を走行中に、誤ってエンジンの試運転などを行う場所に入りました。
旅客機は一時、立往生したあと、けん引車で駐機場まで運ばれ、乗客・乗員にけがはなく、ほかの旅客機の運航に影響はなかったということです。
旅客機が入った場所の手前の誘導路上には誤進入を防ぐための大きな「バツ印」があり、旅客機のパイロットと空港の管制官は通常の交信を行っていたということで、福岡空港事務所は旅客機側が何らかのミスで管制官の指示どおりに動かなかったとみています。
同じように旅客機が誤進入するトラブルは、福岡空港の同じ場所で1月10日にも起きていて、福岡空港事務所は「早急に再発防止策を検討する予定です」とコメントしています。
また、福岡空港を管理する運営会社の「福岡国際空港」は「誤進入を防ぐバツ印の塗料を変えて、見やすくするなどの対策を進めている」としています。
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