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夫婦遺体遺棄事件 財布や携帯電話見つからず 持ち去られたか

今月18日、東京 足立区の住宅の床下からこの家に住む高橋徳弘さん(55)と、妻の高橋希美江さん(52)の遺体が見つかった事件では、いずれもフィリピン国籍のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者(30)と、デラ・クルース・ブライアン・ジェファーソン・リシン容疑者(34)が遺体を遺棄した疑いで逮捕されています。

警視庁は24日午前、デラ・クルース容疑者を検察庁に送るとともに、モラレス容疑者の自宅を捜索しています。

これまでの調べで、モラレス容疑者が自宅で捨てたゴミの中に、高橋さんの自宅にあったとみられる血の付いた衣服などが入っていたことが分かっています。

一方、捜査関係者によりますと、住宅内を詳しく調べた結果、夫婦の財布や携帯電話は見つかっていないということです。

室内には血痕を拭き取ったような跡も残されていて、警視庁は事件の発覚を遅らせるために財布などを持ち去った疑いもあるとみて、いきさつを調べています。

調べに対し、モラレス容疑者は容疑を否認し、デラ・クルース容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

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