第99代の警視総監に就任した緒方氏は26日、警視庁で会見し「社会が大きく変化するなかで人々の価値観や生き方も多様化し、警察に求めるものも一様ではない。人々の思いをきめこまやかに感じ取り、応えることが求められている。信頼される警視庁であり続けられるよう、力を尽くしたい」と抱負を述べました。
緒方氏は福岡県出身の60歳。
1987年に警察庁に入り、警視庁の警備部長や副総監などを歴任し、おととし8月からは警察庁の次長を務めました。
緒方氏は、若者がSNSの呼びかけに簡単に応じて犯罪に加担するなど治安構造の変化があるとしたうえで、今後、力を入れていく取り組みとして、サイバー空間における脅威への対処や特殊詐欺対策と匿名流動型犯罪グループの実態解明、人身安全関連事案への対応などを挙げました。
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