警察によりますと4年前の2月、フィリピン北部ラグナ州のホテルで現地の捜査当局に拘束された20代から30代の日本人8人は現地から日本に向けて特殊詐欺の「かけ子」をして熊本県の70代の女性に「料金を滞納している」などとうそを言って、現金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
神奈川県警は8人を移送するため29日夜、現地に捜査員を派遣し、30日、移送中の航空機が日本の領空に入ったところで詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
8人を乗せた航空機は午後2時半すぎに成田空港に到着しました。
警察によりますと拘束されたフィリピンのホテルの部屋からは多くの携帯電話やパソコン、それに詐欺の手口などが書かれたマニュアルが見つかっていたということです。
東京や神奈川、それに静岡などの高齢者を中心に数千万円の被害が確認されているということで、警察は8人を神奈川県内の警察署に移してグループの実態を解明することにしています。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
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