「節分」は「立春」の前日とされていますが、今月、官報に掲載された来年の「暦要項」では、地球と太陽の位置関係などから「立春」が2月3日と定められ、「節分」は例年より1日早い2月2日となりました。
1年は365日ですが、地球が太陽の周りを公転する周期は365日よりわずかに長いため、「立春」と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれていきます。
現在の暦では、基本的に4年ごとに「うるう年」を設けてずれを調整していますが、それでも完全にはなくならないため、来年の「立春」が1日早まり、それに伴い「節分」も早まるということです。
「節分」は再来年はまた2月3日に戻りますが、およそ30年後の2057年と2058年には2年連続で2月2日になるなど、今世紀の末にかけて1日早まる頻度が高まる傾向にあるということです。
「節分」が1日早まった2021年には、日付を間違えて2月3日を「節分」と記載したカレンダーもあったということで、国立天文台暦計算室の担当者は「季節の分け目である『節分』は地球と太陽の動きで決まるので、時刻が動いていくのが普通のことです。来年は日付が変わるので注意してもらいたい」と話しています。
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