逮捕されたのは、不動産仲介業の藤原輝容疑者(47)と、指定暴力団・池田組系の暴力団員、塚田修容疑者(51)、それに、住宅ローン会社の元社員ら合わせて5人です。
警視庁によりますと、5人は共謀して4年前の2020年、実際には無職なのに企業の在籍証明書を偽造するなどして長期固定金利の住宅ローン「フラット35」に申し込み、融資金およそ2800万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いが持たれています。
フラット35は政府が出資する独立行政法人、住宅金融支援機構が民間の金融機関と連携して扱う住宅ローンで、最長で35年間、金利が固定されます。
これまでの調べによりますと、暴力団員の塚田容疑者は紹介料として融資を受けた男から数百万円を受け取ったとみられています。
警視庁は不動産仲介業の藤原容疑者が事件を主導したとみていて、ほかにも同様の手口で4件、合わせておよそ1億円をだまし取ったとみていきさつを調べています。
警視庁は5人の認否を明らかにしていません。
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