逮捕されたのは東京・江東区の弁護士寺内從道容疑者(83)です。
警視庁によりますと、5年前の平成31年1月、依頼人から預かった200万円分の小切手を着服したとして、業務上横領の疑いがもたれています。
小切手は換金し、自分が代表を務める会社の運転資金に充てていたとみられるということです。
依頼人から被害届が出され、警視庁が捜査をしていました。
この弁護士をめぐっては、所属する東京弁護士会の調査で、3人の依頼人から預かっていたあわせて1200万円分の小切手を着服していたことが明らかになり、去年5月に業務停止1年の懲戒処分を受けていました。
弁護士会によりますと、聞き取りに対して、着服した全額を会社の運転資金に充てたと説明し、「会社が苦しく流用した」と話していたということです。
調べに対し、容疑を認めているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
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