処理作業が行われたのは2015年にアメリカ軍から返還された宜野湾市の西普天間住宅地区で、市によりますと、不発弾は去年12月、道路の工事中に見つかったということです。
直径11センチ、長さ42センチで、太平洋戦争末期の沖縄戦でアメリカ軍が撃ち込んだ艦砲弾とみられるということです。
退避の対象となる半径88メートル内にはアメリカ軍の施設があり、市はアメリカ軍が施設から避難したことを確認したうえで、7日午前10時から処理作業を始めました。
処理は内閣府の沖縄総合事務局などが試行的に運用している、特殊な鋼鉄製の容器を使う新しい方式で行われ、45分程度で終わりました。
宜野湾市の泉川幹夫危機管理監は「無事、処理できて一安心している。先の大戦の不発弾が県内各地で見つかっている。今後、この地区で発見された場合も住民の生活に不安がないよう速やかに処理をしたい」と話していました。
沖縄県内には、今も推計で1878トンの不発弾が残っているとされ、工事現場などで不発弾が見つかるケースがあとを絶たず、ここ数年は毎年15トンほどが処理されています。
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