大船渡市が海を一望できる「みなと公園」内に整備を進めてきた、震災の追悼施設「祈りのモニュメント」は、このほど完成し、3月11日に除幕式が行われる予定です。
式に先駆けて8日、施設内に震災の犠牲者の名前を記した「芳名板」が掲示されました。
「芳名板」には
▽犠牲になった大船渡市民や
▽行方が分からない人のほか
▽いわゆる「震災関連死」の人など
合わせて410人の名前が遺族などの了承を得たうえで記されています。
8日は午前中、追悼施設の前を通りかかった男性が「芳名板」の前で足を止め、刻まれた名前をじっと見ていました。
「芳名板」は毎年3月11日前後に追悼施設内に掲示される予定で、ことしは8日から3月20日まで公開されます。
これ以外の期間は取り外されますが、大船渡市によりますと、施設内に設置されたQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、画面に犠牲者の名前が表示されるようになるということです。
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