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東京 千代田区汚職事件 遅くとも7年前から業者が利益供与か

千代田区の区議会議員だった嶋崎秀彦容疑者(64)は4年前の2020年、区立小学校と幼稚園の改築工事の入札をめぐり、業者から区の職員を通じて入札情報を聞き出すよう依頼を受けて便宜を図った見返りに、合わせて33万円分の賄賂を受け取ったとして、9日にあっせん収賄の疑いで再逮捕されました。

これまでの調べで、賄賂を送ったとされる業者らは十数社で「千代田区災害対策管工事協力会」という任意団体をつくり、落札したい工事について元議員に依頼していた疑いがあることがわかっています。

捜査関係者によりますと、「協力会」側からの利益供与は遅くとも7年前の2017年から行われ、去年まで続いていたとみられるということです。

具体的には飲食やゴルフ接待、商品券の提供、領収書の肩代わりのほか、元議員の自宅の内装工事代金を負担していたとみられています。

元議員から要求するケースもあったということで、警視庁は長年にわたって癒着していた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。

警視庁は認否を明らかにしていません。

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