航空自衛隊によりますと、50代の空将は去年8月以降、複数の部下に対して、相手に理解できるような具体的な内容を示すことなく、長時間にわたる指導を繰り返し、部下に精神的な苦痛を与え職場環境を悪化させたということです。
指導は1回あたり、およそ3時間に及ぶこともあったということで、パワハラにあたるとして、21日付けで停職4日の懲戒処分にしました。
空将は、聞き取りに対して「具体的な指導事項を示さずに指導をすることが合理的な手法と思っていた」などと話しているということです。
空将は航空自衛隊で最も階級が高く、パワハラによる懲戒処分は初めてだということです。
航空自衛隊トップの内倉浩昭航空幕僚長は、21日の記者会見で「模範となるべき空将がこのような事案を起こしたことは、決して許されるものではなく、重く受け止めている。ハラスメントを一切許容しない環境づくりを継続していく」と述べました。
防衛省関係者によりますと、処分を受けた空将は、航空自衛隊で使う機材の調達や補給などを行う補給本部の本部長を務めているということです。
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