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最低制限価格と同額で落札の工事も 千葉 市川市の贈収賄事件

市川市下水道部の次長の八田一生容疑者(59)は、市が去年発注した下水道に関する公共工事の入札で、予定価格などの情報を漏らして建設会社の「武内建設」に落札させ、その見返りなどとして、会社の代表取締役武内剛容疑者(59)から飲食の接待を受けたとして収賄などの疑いで逮捕されました。

警察は7月30日、市役所を捜索するとともに武内代表取締役も贈賄などの疑いで逮捕していて、いずれも容疑を認めているということです。

これまでの調べで情報を漏らしたとみられるのは、汚水管の敷設などの3件の工事で、このうち1件は最低制限価格と全く同額の1720万9000円で武内建設が落札していました。

また、残る2件も予定価格の97%余りと極めて近い額で武内建設が落札していました。

次長は飲食店などで36回接待を受けていた疑いがあり、警察はこの中で事前に価格を漏らしたとみて詳しいいきさつを調べています。

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