この相談会は、医療事故の裁判を多く手がける弁護士らが主催し、24日午前中から全国53か所で電話で相談を受け付けています。
東京板橋区では、弁護士2人が電話を受け、
▽検査でがんの見落としがあったのではないかといった相談や
▽美容クリニックで受けた治療が思った内容と異なったといった相談が寄せられていました。
医療事故をめぐっては、患者が予期せずに死亡した場合、「医療事故」として、すべての医療機関に対し第三者機関への報告や調査を義務づける制度が導入されてから、2025年で10年になりますが、事故の報告件数は、病院や地域によって差があるのが実情です。
相談会を主催した医療事故情報センターは、医療事故を疑っても、十分な説明や調査を受けていない患者や家族がいる可能性があるとして、幅広く相談を呼びかけたいとしています。
木下正一郎弁護士は「医療事故は難しいケースが多く、どうしていいか分からない患者や家族もいるのではないか。まずは相談してほしい」と話していました。
この相談会は24日午後3時まで開かれています。
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