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拉致被害者家族 自民総裁選と立民代表選を前に訴え

記者会見は、自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙に向け、議論が活発になる中、拉致被害者の家族が東京 千代田区で開きました。

この中で47年前、中学1年生の時に拉致された横田めぐみさんの母親の横田早紀江さんは「被害者たちは『早く助けてください』と毎日、絶叫するような思いで叫び続けてきたに違いありません。被害者たちのことを、頭の中に思い描いてみてもらえないでしょうか。この47年という長い年月、拉致問題は解決されていません。考えられないことだと思いませんか。本当にもっと真剣にとらえてほしい。日朝首脳会談を実現するために、命懸けで動いてほしい」と訴えました。

1歳の時に母親の田口八重子さんを拉致された飯塚耕一郎さんは「報道をみても、候補者には拉致問題に対しての真剣味や姿勢が見えない部分が多いと思います。本当に緊張感をもって、家族の命があるからこそ再会できるという当たり前のことを踏まえ、一刻も早く拉致被害者を救ってほしい」と話しました。

めぐみさんの弟で、被害者の家族会代表の横田拓也さんは「88歳の母は今月私に、『この停滞した現状に絶望を感じる』と言いました。母には時間がなく、拉致被害者との再会には、親世代が存命のうちにというタイムリミットがあります。候補者の方々には、私たちの必死の思いを受け止めてほしい。どうか親子の再会がかなうよう、引き続きのご支援をいただければと思います」と訴えました。

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