JR貨物は、車両の整備の際、貨物列車の車輪に軸を取り付ける作業で、少なくとも10年前から合わせて631の車両でデータを改ざんするなどの不正を行っていました。
これについて斉藤国土交通大臣は、13日の閣議のあとの会見で「鉄道輸送の安全確保の仕組みを根底から覆す行為であり、極めて遺憾だ」と述べました。
そのうえで全国の鉄道事業者に対し、今月末までに車輪に軸を取り付ける作業で適切にデータが記録されているかどうか緊急に点検するよう、12日付けで指示したことを明らかにしました。
一方、この問題でJR貨物が一時貨物列車の運転を取りやめ、物流各社に荷物の輸送が遅れるなどの影響が出たことについて、斉藤大臣は「国民生活や経済への影響を最小限にするため、物流事業者などに対して物流の正常化への取り組みを早急に進めるよう要請している」と述べました。
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