インバウンドなどでコメの需要が伸び、全国的にコメ不足が続く中、福井県では県内産のわせ品種「ハナエチゼン」の出荷が先週から始まりました。
このうち、福井市のスーパーでは、ハナエチゼンの新米の販売が始まり、10キロ入りのものには税抜き4780円の値付けになっていました。
スーパーによりますと、店頭での販売価格は例年、3500円ほどですが、ことしは仕入れ値が上がって、3割以上高くなったということです。
また、客からも入荷状況の問い合わせが増えているということで、売り場には、新米の入荷予定を伝える案内も置かれていました。
買い物に来た女性は、「値段は高いけれどコメは主食なのでなくなるのは困ります」と話していました。
スーパー「ハーツ志比口」の加藤聖大店長は、「主食が販売できないのは非常に心苦しいので、皆さんに届けられるように維持していきたい」と話していました。
JA福井県によりますと、これからは「コシヒカリ」や「いちほまれ」など県内産のコメの出荷が始まるほか、県外からも入荷があることから、品薄状態は落ち着くものの、年度内は高値で取り引きされる見込みだということです。
声明:本サイト上のすべての記事リソースは、別途の説明やマークアップがない限り、オンラインリソースから提供されます。当サイト上のコンテンツが原作者の合法的な権益を侵害している場合は、当サイトに連絡して削除することができます。