兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会では86人の議員全員が斎藤知事の辞職を求めていて、最大会派の自民党などは知事が要求に応じなければ定例議会初日の9月19日に不信任決議案を提出する方針です。
こうした中、公明党が13日不信任決議案を提出することを確認したほか、維新の会も決議案の共同提出に応じる考えです。
これによって県議会の5つの会派すべてと無所属議員が共同で知事に対する不信任決議案を提出する見通しとなりました。
一方、斎藤知事は記者団に対し「県政を改革し刷新していく思いは今でも強い。改革の歩みを止めるべきではなく、続投したい気持ちが強い」と述べました。
そのうえで、みずからの不信任決議案が可決された場合の対応については「可決されるのであれば法律の趣旨に基づいて判断したい。さまざまな選択肢を検討していく」と述べ、県議会の解散も排除せず検討する考えを示しました。
県議会では不信任決議案の全会一致での可決を目指して詰めの調整が進められています。
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