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異種移植の実用化へ 安全性評価する新組織を設ける方針 厚労省

異種移植は移植医療のための臓器の不足を背景に世界的に注目されていて、アメリカなど海外で実際に人に移植する手術が行われているほか、国内でも複数の研究機関が実用化に向けた研究を進めています。

このため厚生労働省は、20日に開かれた再生医療に関する専門部会で、実際に異種移植を行う場合の安全性などについて研究機関から提出された計画を評価する新たな組織を設ける方針を示しました。

新たな組織には移植医療や動物の感染症の専門家などが参加し、移植する臓器の品質や、感染症への対策が適切にとられるかなどを評価するということで、今後、詳しい制度設計を進めるということです。

また、20日の部会では、異種移植を実施する際の感染症対策に関するガイドラインの案も示され、動物に由来する未知の感染症が発生しないよう、検査体制の整備を求めることなどが盛り込まれました。

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