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契約書交付せずAV撮影か 会社役員がAV新法違反の疑いで逮捕

逮捕されたのは、東京 昭島市の会社役員、二村達久容疑者(36)です。

警視庁によりますと、おととしから去年にかけて、アダルトビデオを制作する際、出演者の女性4人に契約書などを交付しなかったとして、AV出演被害防止・救済法、いわゆる「AV新法」違反の疑いが持たれています。

「AV新法」は、アダルトビデオへの出演の強要などを防ぐため、説明書を交付して1か月以降に撮影することや、映像の公表は撮影終了から4か月以降にすることなどを定め、契約書や説明書など必要な書類を交付するよう求めています。

容疑者は、いずれの書類も交付せずにみずからアダルトビデオを制作し、海外のサイトで1本当たり3000円で販売していたということです。

いずれも必要な映像処理がされておらず、「違法な動画がネット上で販売されている」と通報を受けた警視庁が捜査を進めていました。

調べに対し、容疑を認めたうえで「借金の返済のために制作した。個人の撮影者が取り締りを受けることはないと思っていた」と供述しているということです。

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