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神戸徳洲会病院に市が改善命令へ 入院患者に糖尿病治療行わず

神戸市によりますと、神戸市垂水区にある神戸徳洲会病院に新型コロナウイルスに感染して入院した70代の男性は、肺炎の悪化にともなって大学病院に転院し、その後、症状が改善して徳洲会病院に戻りましたが、10日後の去年9月中旬に死亡しました。

カルテには糖尿病の持病があると書かれていたにもかかわらず主治医だった院長が見落とし、亡くなる当日までインシュリンの投与などの治療が行われていなかったということです。

病院は、対応を検証する院内の医療安全対策委員会を開いたものの死亡から1か月以上たっても結論を出さず、市は十分な検証が行われなかったとみています。

神戸徳洲会病院をめぐっては、カテーテルの治療などを受けた複数の患者が死亡し、市は安全管理体制に問題があったとして去年8月、改善を求める行政指導を行いましたが、市はその後も改善されていないとして、1月中にも医療法に基づく改善命令を出す方針を固めたということです。

兵庫県によりますと、医療法に基づく改善命令は県内では初めてだということです。

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