炊き出しは輪島市中心部の「朝市通り」の近くにある、被災して休業中の店舗で、全国の大学生が中心となったグループが今週から始めました。
メンバーが住宅の片づけなどのボランティア活動をする中で、被災者から、「仕事で朝早く出かけると避難所での朝食が食べられない」という声を多く聞き、始めたということです。
メニューは手軽に温かいご飯が食べたいという要望を受けて、手作りのおにぎりとみそ汁にし、22日朝も7時から仕事前の人たちが次々と訪れて、おにぎりを受け取っていました。
この炊き出しは来月末まで行う予定で、今後は要望に応じて、市内のがれき撤去の作業現場などへの配達も行うということです。
炊き出しに訪れた70代の男性は「朝から温かいものが食べられてうれしいです。若い人に支えてもらい、ありがたいです」と話していました。
グループのメンバーで大学4年生の曹※篠露さんは「『ありがとう』と喜んでもらいうれしいです。何をすれば被災地の役に立てるのか、今後も話を聞いて考えていきたい」と話していました。
※「篠」の竹冠の下、「木」がなし。
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