日本で海外向けの果物などの販売をうたった投資詐欺事件に関わったとして、国際手配されていた岡山県の「西山ファーム」の山崎裕輔元副社長(43)はことし1月、インドネシアからマレーシアに違法に出国しようとしたとして現地当局に拘束されました。
インドネシア当局は12日、西部バタム島にある入国管理局の施設で元副社長も同席させて記者会見し、日本への送還が決定したことを明らかにしました。
一方、元副社長は報道陣の問いかけには答えませんでした。
現地の捜査当局によりますと、元副社長はおよそ3年前にインドネシアに入国後、現地企業で働くなど協力者の支援を得ながら首都ジャカルタなどで生活していたということです。
元副社長は、日本時間の12日夜遅くにジャカルタを出発する航空機で日本へ移送される見通しです。
「西山ファーム」をめぐっては、元幹部や勧誘役が顧客から違法に金を集めたとしてこれまでに出資法違反の罪で有罪判決を受けています。
警察は、会社が全国の900人以上から130億円余りを集めたとみて、13日にも実質的な経営者とされる元副社長を詐欺の疑いで逮捕し、資金の流れなどを調べる方針です。
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