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福島第一原発の処理水 今年度最後 4回目の放出を完了 東京電力

福島第一原発に130万トン余りたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について東京電力は去年8月から基準を下回る濃度に薄めて海への放出を始め、11月までに3回放出してきました。

先月28日からは今年度としては最後となる4回目の放出が行われ、東京電力は、17日昼すぎに放出を完了したと発表しました。

今回の放出量は7794トンで、東京電力が放出の期間中に原発から3キロ以内の10か所で採取した海水のトリチウム濃度は、最高で1リットル当たり16ベクレルと放出の停止を判断する基準の700ベクレルを大幅に下回っています。

4回目の放出中だった15日未明には、最大震度5弱の揺れを観測した福島県沖を震源とする地震が発生し、東京電力は事前の計画に基づいて一時、放出を停止しましたが、設備などに異常が見られなかったことから、およそ15時間後に再開していました。

今年度全体の放出量は当初の計画どおり、3万1145トンとなりました。

東京電力は来年度、およそ5万4600トンを7回に分けて放出する計画案を示しています。

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