石川県警察本部によりますと、能登半島地震の被災地では悪質商法の被害が確認されているということで、19日は警察官が避難所になっている珠洲市の蛸島小学校を訪れ、手口などを説明しました。
この中では、倒壊した住宅の修理をめぐって、「保険を使えば無料で修理できる」などと業者に持ちかけられ、契約を結ぶと後日、説明のなかった手数料の請求があることなどが紹介されました。
このほか、雨漏りを防ぐために屋根に取り付けるブルーシートを高額で売りつけられたといった相談が寄せられているということです。
警察は契約をする際には保険会社などと相談して慎重に対応することや、悪質商法の被害に遭っても、一定期間内であれば、契約を解除できるクーリングオフがあることなどを説明しました。
このあと、県警の音楽隊によるコンサートが開かれ、「ふるさと」や「上を向いて歩こう」などの曲が演奏されると、目を閉じて聞き入る人や時折、涙を拭う人が見られました。
珠洲市に住む60歳の女性は「ブルーシートを売りつける訪問販売の話があると近所で聞いたので気をつけたいです。以前のような静かな町に戻るよう祈っています」と話していました。
声明:本サイト上のすべての記事リソースは、別途の説明やマークアップがない限り、オンラインリソースから提供されます。当サイト上のコンテンツが原作者の合法的な権益を侵害している場合は、当サイトに連絡して削除することができます。