去年3月、京都府亀岡市の通称、保津川で、観光客と船頭合わせて29人が乗った川下りの舟が岩にぶつかって転覆し、全員が川に投げ出され、船頭の男性2人が死亡したほか、当時8歳から64歳までの乗客合わせて19人が低体温症や打撲などのけがをしました。
舟には亡くなった船頭のほかにも2人の船頭が乗っていて、このうち後方にいた37歳の船頭が事故の直前に川に落ち、舟はそのあと、岩にぶつかったということです。
このため警察は、この後方にいた船頭が、十分な体勢を取らずに漫然とかじを取ったことでバランスを崩して川に落ち、舟を操縦困難な状態にさせたとして、業務上過失致死傷の疑いで22日、書類送検しました。
船頭は警察の調べに対し「操船時の体勢やこぎ方に問題があり、重心を船内にとどめられなかった」などと容疑を認めているということです。
会社では事故のあと、舟の改良や安全性の高い救命胴衣の導入など再発防止策を講じた上で、事故のおよそ4か月後に運航を再開しています。
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