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野生イノシシのASF感染対策 基本方針まとめる 農水省

ASF=アフリカ豚熱は、CSF=豚熱とは別のウイルスによる伝染病で、ヒトには感染しませんが、ブタやイノシシが感染すると致死率はほぼ100%とされ、発生すると畜産業への影響が懸念されています。

これまで日本では感染は確認されていませんが、去年12月以降、韓国の南東部・プサン(釜山)で野生のイノシシへの感染が拡大していて、日本への侵入のリスクが高まっているとされています。

これについて農林水産省は22日、専門家の会合を開き、アフリカ豚熱が国内の野生のイノシシで確認された場合の具体的な対策を盛り込んだ基本方針をまとめました。

この中では
▽感染したイノシシが見つかった場合、死体などに残ったウイルスも感染源となるため、迅速に焼却などの処分を行うことや
▽ほかにも死んでいるイノシシがいないか、半径3キロ以内を少なくとも22日間は捜索すること

それに
▽ウイルスの拡散を防ぐため、都道府県が登山道などの通行を制限できることなどが盛り込まれました。

農林水産省では、畜産関係者などに注意を呼びかけるとともに、今回の基本方針を都道府県などに近く通知することにしています。

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