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乳児がベッドガードで挟まり死亡 “警告が不十分” 賠償命じる

この裁判は7年前の2017年、ベッドから転落しないよう取り付けられていた「ベッドガード」とマットレスの間に挟まり、その後死亡が確認された生後9か月の男の子の両親がベビー用品メーカーの「カトージ」に賠償を求めたものです。

ベッドガードの説明書と箱には対象が生後18か月から5歳と表示され、説明書には「乳幼児用として使用しないでください」などとも記されていて、メーカー側は「適切に警告している」などと主張していました。

22日の判決で東京地方裁判所の西村康一郎裁判長は、製品の設計上の欠陥はなかったとしたうえで「本体に対象年齢が表示されておらず、使用者が容易に認識できる場所に示されていたとは認められない。取扱説明書の警告文にも、発生するおそれがある事故の具体的な内容が指摘されていない」と述べ、警告が不十分だったとしてメーカーに対し、両親にあわせておよそ3600万円の賠償を支払うよう命じました。

カトージは「安全性について十分に考慮し販売しており、今回の判決には大変困惑しております。詳細については判決文が届いておらずお答えができかねます」とコメントしています。

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