大阪・関西万博では、およそ60か国が自前でパビリオンを建設する「タイプA」と呼ばれる方式で出展する方針ですが、資材価格の高騰などを背景に建設会社が決まっていない国も少なくなく、協会は、対応策として、箱形の建物を建てて各国に外装などのデザインを委ねる「タイプX」と呼ばれる方式を提案しています。
こうした中、博覧会協会の幹部は12日、記者団の取材に対し、3か国が「タイプX」を選択する意向を正式に伝えてきたことを明らかにしました。
協会は、今後も、自前での建設を断念する国が出てくることに備えて、タイプXの方式をこの3か国も含めて、最大9棟建設する方針だということです。
ただ、博覧会協会は、去年すでに25棟分の資材を先行発注していて、発注済みの資材は、会場内の別の建物に活用したり、外部に売却したりするなど、どう有効活用するか検討しているということです。
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