側近によりますと、両陛下は、元日に発生した能登半島地震で多くの犠牲者が出たことや被災地の状況に深く心を痛める一方、現地の災害対応などに支障が出てはならないと考えられていて、宮内庁は両陛下の訪問に向け、現地の状況を見極めながら調整を進めています。
関係者によりますと、3月下旬に日帰りで石川県の被災地を訪問する方向で調整が進められていて、両陛下は、羽田空港から特別機で輪島市の能登空港に入り、そこから自衛隊のヘリコプターに乗り換えて移動する際に上空から被災状況を視察されるということです。
また、甚大な被害を受けた地域を訪ね、避難所などで被災した人たちとことばを交わされる機会を設けることも検討されています。
両陛下が発生から間もない自然災害の被災地を訪れるのは、令和元年に台風による大雨などで大きな被害を受けた宮城県と福島県で被災した人たちを見舞われて以来となります。
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